今日は9月6日、なんか夜もかなり涼しくなってきましたね。最近は雨続きですがこれを超えると秋が来ると思うと雨の日も憂鬱じゃないです。
そういえば昨日のOhayoが目を惹くタイトルだったからか、Ohayoの中でいままででいちばんたくさんの方に見ていただけました、ありがとうございます。まだ見ていない方はぜひこちらから見ていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです↓
何を話そうかと悩んでいたんですが、ちょうどタイミングよく天下のMetamask大先生から新しい機能のリリースがありました。今回はその新機能についての詳細と、関連する内容をまとめて紹介しようと思います。
始めに少しみんながなんの疑問もなく利用しているMetamaskについて少し紹介します。Metamaskの開発を行っている「Consensys」は暗号資産のウォレットでは断トツの1位のシェアを獲得しブロックチェーン系企業でもかなり高い評価額を誇る企業です。その理由の一つとして新機能を追加するための継続的な開発が挙げられます。
Metamaskはウォレットの中でも再現性のあるマネタイズに成功している一つの大きな事例であり、ウォレットを開発する他のスタートアップたちを先導する存在になっている一方で、規制面ではいつも名指しで目の敵にされてきました。
そんなMetamaskにまたもや収益性に期待できる機能が追加されました。それは暗号資産から法定通貨へのいわゆる「off-ramp」の提供です。
従来であれば取引所などのCeFiを中心に行っていたところを、Metamaskからできるようになるのはめちゃくちゃ体験としていいですよね。実際にどのような流れで利用できるのかなどを説明していきます。
まずこの暗号資産売却サービスは「Sell」という機能で、Metamaskが最近リリースしたポートフォリオサイトのなかで利用できます。前から暗号資産の購入機能はアプリからでも利用できていましたが、売却の機能は初めての追加ですね。
このSell機能を使うことで暗号資産を法定通貨(USD、EUR、GBP)へと簡単に変換可能になります。リリースの動画を見た感じによると、MoonPayやTransakなどのOn-rampとOff-rampを行っている事業者をアグリゲートする「Buy」の機能と同じような提供方法でした。いずれにせよMetamaskからアクセスできる点はユーザー体験をかなり向上できるので良いことでしょう。
よくよく考えると確かPaypalの出金にも対応していたはずなので、またまたPaypalとの接点が増えましたね。その他にもいくつかの特徴をまとめてみました。
現在売却できるのはEtherumのETHのみ
今後他のL2チェーンやトークンにも対応予定
提供地域はアメリカ、イギリス、ヨーロッパの一部の国
日本はまだ提供対象外、MoonPayの撤退などをみると現状Metamaskが提供しているプロバイダーが日本対応してるかが重要
公式曰く提供対象国は今後拡大予定
こんな感じですね、一方で先日このニュースレターでも触れた「MiCAR」の規制関連についてあの裏で実は米国財務省とIRSがMetamaskなどをbrokerとみなしてKYCを要求する旨の税制改革案が出ていたんですよね。
MetamaskがCEXを言わば代替する様々機能を持ち合わせたアプリに進化していくことは一つのアプリで完結できるので嬉しい一方で、セルフカストディウォレットの規制の締め付けを加速しているのではという議論も海外を中心に起こっています。
みなさんはこの機能追加に関してどのように目に映りましたか?自分はセルフカストディウォレットにとっては完全に悪い方向に行ってるように感じたのですがいかがでしょうか?もしよかったらコメントやリプで教えてください。
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